栄枯盛衰 flux and reflux of the tides 2004 8 31
人間に一生があるように、
国家にも一生があります。
「農業国家→教育国家→生産国家→金融国家or消費国家→観光国家or文化国家」。
今日(8月31日)の新聞には、
コンビニエンスストアで、株売買ができるようになったというニュースがあります。
これは、株式市場にとっては、よいニュースでしょうが、
「国家の一生」というものを考えれば、よいニュースとは言えません。
みんな、消費することばかり考えていて、
生産することは考えていないようにも思えます。
その証拠として、最近の若者や子供には、理数系を嫌う傾向があります。
しかし、今後、コンピューターがさらに進歩して、文科系の仕事を奪うことになるでしょう。
現在でも、コンピューターは、人間に代わって、
庶務や総務の仕事を代行するようになっています。
しかし、それでも、文科系の仕事はなくなりません。
膨大な情報から、価値ある情報を見抜き、
その情報を分析し、決断し、責任を取る。
こういう仕事は、コンピューターにはできません。
文科系の「リテラシー革命」が必要です。
「リテラシー(literacy)」
本来は、教養があること、読み書きの能力を意味します。